北九州港開港記念イベントで船舶大集合

門司区
2023年11月18日・19日に行われた『北九州港開港記念イベント』が開催されましたので、船舶目当てで行ってみました。

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どんなイベント?

北九州港の開港記念日に合わせたイベント

北九州港は、門司港地区、新門司地区、小倉地区、洞海地区、響灘地区をひっくるめた港湾です。

1889年(明治22年)に、 門司港が国の特別輸出港(諸外国との貿易港として指定を受けた港)に指定されたのが始まりで、令和元年(2019年)で130周年を迎えています。

現在、11月15日が開港記念日となっていて、北九州港開港記念イベントはその日に合わせて開催されました。

北九州港公式:

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アジア・世界への国際物流拠点。西日本のメインポート、北九州港の公式サイトです。

帆船や作業船が大集合!

北九州港開港記念イベントでは、『船舶大集合』と題して5隻の帆船や作業船が門司港に寄港しました。

一般公開やシップスクール、5隻を周るスタンプラリーなどが開催されました。

船舶大集合

帆船『海王丸』


帆船『海王丸』は、世界最大級のバーク型帆船で、4本のマストと白い船体が非常に海と青空に映えます。

普段は航海練習船として、船員を目指す学生への実習訓練を行う場となっています。

今回のイベントでは、一般公開のほか、帆の上げ下ろしや船を磨く体験ができる『シップスクール』が開催されていました。

バーク型帆船:マストが3本以上あり、一番後ろのマストに縦帆、それ以外のマストに横帆がある帆船のこと


監視艇『かいせい』


監視艇『かいせい』は、門司税関に所属する監視艇です。

今回のイベントでは、一般公開されていました。

監視艇:海峡を航行、入港する船舶に対して、密輸入の取り締まりをしている船舶
『かいせい』の名前は、地元の小学生が考えてつけられたそうです。

巡視艇『ともなみ』


巡視艇『ともなみ』は、門司海上保安部に所属する、消防機能が強化された巡視艇です。

今回のイベントでは、一般公開されていました。

巡視艇:海上の警備・救難などの従事する小型の船舶

浚渫船『海響』


浚渫船しゅんせつせん『海響』は、日本最新鋭の機器を搭載したグラブ浚渫船です。

北九州市若松区の株式会社『若港』に所属しています。

測量機器や浚渫機から自船やバケットの位置を把握・誘導することができる『SV-Navi』というシステムで、浚渫状況を3Dイメージとして表示することができるそうで、実際に門司港の海底の3Dイメージを見学することができました。

海響と次に紹介する浚渫船『アポロ18号』は、北九州市と『災害時支援協定』と締結しており、有事の際は船上シェルターとして活用するそうです。

浚渫船:水底の土砂を除去して、船舶が安全に航行できる航路を維持するための船舶
グラブ浚渫船:グラブバケットによって水底土砂をつかみ揚げて浚渫を行う
船内がとても広くてきれいだったので、(あってほしくはないですが)災害時はお世話になりたいところです。

浚渫船『アポロ18号』


浚渫船『アポロ18号』は、全国各地の航路、泊地、港の整備・維持を行っているグラブ浚渫船です。

北九州市若松区の株式会社『白海』に所属しています。

ピンクと茶色の船体が非常に特徴的な船で、同名の某チョコレートを意識したカラーリングかと思われます。

一般公開でお子さんにアポロチョコレートを配っていたので、パンフレットなどに明言はされていませんが、ほぼ確定なんじゃないかなと。
ちなみに、アポロ計画で月に行った『アポロ』は17号までで、18号はこの浚渫船だけ!

浚渫現場を3Dアニメーションで確認しながら施工できるシステムや、リアルタイムで出来形測量や管理ができるシステムなど、非常に生産性に力が入れられています。


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